コラム

2023.10.17 ブース中・小型テント

集会用テントの生地を解説!素材別のおすすめシーンとは

集会用テントは、天幕と金属の柱で構成されています。イベント時の天候に対応し、直射日光や雨を防ぐために使用されます

集会用テントを購入したい方は、生地や素材の特性を知り、使用目的に合った製品を購入しましょう。

この記事では、集会用テントの生地2種類の紹介と、集会用テント生地の素材、素材別の特徴・おすすめシーンを紹介します。

集会用テントの生地2種

イベントで使用される集会用テントは、主に2種類の生地で構成されています。

天幕生地

天幕生地とは、集会用テントの屋根部分に使われる素材です。

直射日光や雨から人や保管してある商品・資材を守る役割があります。

天幕生地の素材は、エステル帆布・ターポリンが一般的です。

天候の影響を受けやすい部分のため、頑丈で防水性が高い生地で作られています。

側幕生地

集会用テントには、側幕生地が使われる場合もあります。

側幕とは、屋根の側面に設置する壁のような幕で、間仕切りや目隠し、天候の影響を受けづらくする役割があります。

透明生地やメッシュ素材も、目的に合わせて選択可能です。

集会用テント生地の素材とは

集会用テント生地に使用されている素材は、主に以下の2つです。

  • エステル帆布
  • ターポリン

テントの用途によって、天幕・側幕の生地は異なります。

また、生地の性質によって耐久性能は変わるため、用途・使用期間を想定した生地選びが重要です。

一般的な集会用テントには、エステル帆布が使用されます。

エステル帆布はトラックシートでも使用されており、耐久・防水性に優れている素材です。

イベント用テントは何度も繰り返し使用される機会が多く、紫外線や風雨の影響を受けるため、耐久性の高いエステル帆布が好まれます。

また、擦れなどの人的ミスが生じやすい組み立て式テントの天幕にも、エステル帆布が使われるケースが多いです。

岸工業のブルドックテントシリーズ(集会用テント)の素材は、エステル帆布のなかでも、グリーン購入法適合を受けた『再生ポリエステル帆布100%』を使用しています。

サステナブルな生地で作った、環境に配慮したテントです。

グリーン購入法とは…「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」のことです。 再生製品の利用を促すために制定された法律です。 国が率先して環境物品の調達を推進、情報提供を促進し、持続的に再生品の需要が高まるような社会構築を目指して制定されました。【参考】グリーン購入法について (グリーン購入法.net)  

ターポリンは、軽くて扱いやすいため、レンタル用テントなど定期的な買い替えを想定した製品に使用されます。

生地素材別の特徴とおすすめシーンを解説

集会用テントの生地素材別の特徴と、おすすめの利用目的を解説します。

生地素材によって耐久性や扱いやすさが異なるため、利用目的に合わせて素材を選びましょう。

エステル帆布の特徴

エステル帆布は、ポリエステル繊維の織物を、塩化ビニール樹脂液で表面をコーティングした生地です。

繊維内部まで樹脂が浸透しやすいため、防水効果が高く、耐久性に優れています。

濡れると生地の目が詰まる性質をもち、水が浸透しにくいです。

また、素材自体が強いため、強い力がかかっても裂けにくい性質をもちます。

エステル帆布素材のおすすめシーン

エステル帆布素材は耐久性、防水性に優れているため、屋外使用や長期使用に向いている素材です。

たとえば、運動会など直射日光があたる場面や、長期にわたるイベントでテントを設置する場合に向いています。

天候の変化にも強く、雨が降っても水を通しません。

また、組立時に万が一擦ってしまっても、エステル帆布であれば引き裂きの影響を受けづらく、劣化しにくいです。

ターポリンの特徴

ターポリンは、ポリエステル繊維の織物と、塩化ビニールのフィルムを張り合わせた生地です。

エステル帆布に比べて、安価で軽量に仕上がる点が特徴です。

その反面、ターポリン素材は摩擦にあまり強くありません。

また軽量であるため、風に煽られやすい点に注意しましょう。

ターポリン素材のおすすめシーン

ターポリン素材のテントは軽量で扱いやすいため、短期的に組み立てと撤収を繰り返す場合や、年数回の使用におすすめです。

ターポリン製のテントは、テントのレンタル会社でよく使用されています。組み立ても容易なため、初めて集会用テントを使用する方でも、扱いやすいためです。

ターポリンでできたテントは、単発的なイベントでの使用に向いているテントといえるでしょう。

集会用テント生地を長持ちさせるメンテナンス方法

集会用テント生地を長持ちさせるには、適切なメンテナンスが必要です。

メンテナンスの方法を紹介します。

使用後は必ず汚れや傷がないか確認する

集会用テント使用後は、天幕に汚れ・傷がついた箇所がないか確認しましょう。

万が一傷があれば、補修テープなどで塞いでください。

ただし、穴が大きい場合などは自分での補修が困難なため、張り替えも検討しましょう。

汚れを落とし乾燥させて保管する

集会用テントの汚れを放置すると、劣化の原因となります。

使用後はテントを洗浄し、汚れを落としたあとにしっかり乾燥させてから保管してください。

湿気はテントの劣化を早めるため、保管場所にも注意しましょう。

テントが濡れているとカビが発生し、コーティングが劣化します。

また、湿気が含まれたままでテントを保管すると、鉄製の柱が腐食して事故につながるリスクがあります。

雨天での使用、イベントで水をかぶった場合は、汚れがなくても干して乾燥させてから保管してください。

まとめ

集会用テント生地は、天幕・側幕生地の2種類で構成されています。生地によって、利用に適したシーンや耐久性が異なるため、利用目的を考えて選びましょう。

長期的に使用したい場合や、常設テントを購入する場合は、エステル帆布素材がおすすめです。消耗品として、安価にテントを手に入れたい方は、ターポリン製のテントを選びましょう。

耐久性の高いエステル帆布でも、保管方法を間違えると劣化が早まります。

定期的にメンテナンスして、集会用テントを長持ちするように使いましょう。

イベントテントをお探しの方は、再生ポリエステル帆布100%を使用した、ブルドックテントをおすすめします。

サイズや利用目的に応じて、適切なテントの提案も可能です。 一度岸工業株式会社の見積もりページから、お問い合わせください。

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